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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉です。
今回の記事では、私たちの前世がどのように現世に影響を及ぼしているのか、その繋がりが解る実例をいくつか紹介したいと思います。
私は個人セッションとして、オーラ診断と前世療法を実施していますが、どちらの体験でも、前世と現世との関わりを知ることが出来ます。
オーラ診断は、私がお受けくださる方の前世をお伝えすることで、詳しく解ってきますし、前世療法では、実際に思い出すことで理解できます。
あなたが前世を信じるかどうかは別として、1つの参考程度にご覧いただければ幸いです。
まずは、オーラ診断をお受けいただいた、ある女性の感想から、前世と現世との繋がりを読み解いていきましょう。
オーラ診断で知る前世からの習慣

先日、オーラ診断を受けてくださった方が、こんな感想をくださいました。
オーラ診断を受けた感想

ありがとうございました。こちらこそお越しいただき、本当にありがとうございました。
オーラに映る現世の彼女の姿
今回彼女のオーラを診断すると、早い段階で、まったりと雨音を聞きながら、窓辺でくつろいでいる現世の彼女の姿が見えました。
それは彼女自身が、プライベートな癒しの時間として、ユックリと休んでいる姿です。
何を考えるでもなく、降りそそぐ雨を見つめながら、心に響き渡る雨音を感じている。その音色が、彼女の心の中に深く浸透していき、心の中のわだかまりを優しく洗い流していました。
私がその映像を伝えると、自分が雨日が大好きで、よくそうやって寛いでいること。そしてそれが誰にも言っていない自分だけの時間であることも、打ち明けてくれました。
オーラに映る前世での生き方
この雨音で癒される時間、それは彼女が前世から大切にしてきた自分のための時間でした。
彼女は現世だけではなく、前世から何度となく日本女性として産まれ、模範的な礼節があり清楚な人生を歩んでいました。特に戦国時代の武将の妻として、家を守る女性を体験してきたのです。
従順に主(あるじ)を支え家を守ることが、女性としての立派な生き方として教えられ、まさにその役割をこなしていました。ですが、その時代は、いざ戦となれば主は戦場に出陣し、帰って来るかも解らない時代。
そして家を守る妻として、家族にも下々にも決して弱音を吐くことができず、ただただじっと待つだけの日々だったのです。
雨音が繋ぐ前世と現世
彼女はそんな日本女性としての在り方を立派にこなしながらも、ある疑問を感じていました。
それは「本当に自分の人生は、これで幸せなのだろうか・・・」と言う、純粋な疑問と誰にも甘えられない孤独感です。その疑問を感じた時、彼女は自然と雨音を聞きながら、一人でユックリと過ごす時間を取っていたのです。
誰も居ない離れの茶室のような場所で、ただ一人雨を眺めながら過ごしている前世の姿は、どこか孤独で切ないものでした。
彼女にとっての雨の音は、前世でも現世でもその孤独感を洗い流し、癒してくれるものだったのです。
輪廻転生を越えて現世へと繋ぐ記憶
私たちが日ごろから無意識に落ち着く時間。何を考えるでもなく過ごしてしまう時間。それは自らの心を癒すためのとても大切な時間です。
その時あなたは無意識に、感じるでもなく感じ、自分の心を見つめるでもなく見つめています。すると、あなたの中に残っている様々な感情のエネルギーが、オーラから流れだし浄化されていくのです。
それは一見すれば、無意味な時間だと、思われるかもしれません。ですが、その時間こそが、あなたの心を癒し、あらたな気付きを促してくれるのです。
そんな無意識にとる行動は、きっとあなたが輪廻転生のサイクルを通して、前世から持ち越している、時を越えた習慣です。それは、あなたの前世と現世を繋ぐ記憶の架け橋であり、オーラに残っているあなたらしさでもあるのです。
私はこちらの「前世が「お姫様、魔女、巫女」という人の特徴をスピリチュアルに解説」でもそんな、前世から持ち越す特徴について紹介しました。
輪廻転生とは、仏教的な魂の生まれ変わりを意味する思想であり、人は生まれ変わることで、幾度となく人生を送り成長していくという考え方。詳しくはこちらの「【実例】輪廻転生や生まれ変わりを前世から繰り返す意味を徹底解説!」でも解説しています。
オーラ診断の感想と前世の影響

オーラは本当に人それぞれ、その方が幾度もの転生で積み上げてきた経験が、折り重なるように輝いています。
オーラ診断を受けに来られる方の中には、前世の影響を強く受けながら、現世でその解消を目指す方もいます。
そのような意味では、現世の人生だけの転機ではなく、霊的存在として転生し続ける上での転機と言えるのかもしれません。
オーラ診断の感想①

今回はオーラ診断をありがとうございました。
今まで感じてきた不安や恐怖の原因や、主人との関係(嫌いではないのに逃れたい気持ちや、怒られないようにと気をつけて生活してきたこと)の原因が分かり、楽になりました。
また、感情が小学生ぐらいで成長が止まっていること。愛情や自分らしさがまだちゃんとした場所にいないこと。。。情けないなぁ~と思う反面、納得するものでした。
私は父親から認知されずに生まれたことや、母からの愛情もあまり受けられなかったこと、規則や従順が嫌いなこと、主人との関係、愛することがよくわからないなど、今の現実での悩みが、前世の出来事から影響を受けていると聞き、なんとなく、現世も前世も似たような境遇や環境で同じように悩んでいたんだなぁ~と感じました。
オーラ診断の感想②

まだまだ1人では、生きていくことができない幼さや、自分はどうしたいのか?
自分らしさに欠けることは多いけれど、現実と向き合い、今抱えている問題から少しずつ解決して行こうと思います。
そして変化や成長し、井上さんに会いたいな!って感じた時、また井上さんのオーラ診断を受けに行こうと思います。今回、オーラ診断を受けて本当に良かったと思います。
また、主人の存在の大切さ、前世でも関わりあっていて、現世でも心配してくれていたんだな~と繋がりが分かり、今まで以上に主人を大切に思う気持ちが強くなりました。井上さんありがとうございました。
感想に対する井上からの回答
ご感想をお送りくださり、ありがとうございます。
怖さを一歩ずつ癒すことで、ご自分の中で色々な問題が整理できて、自然と自分らしさを見出すことが出来るでしょう。
まずはロックローズなどの怖さを癒すフラワーレメディを使って、取り組んでみてください。そしてご自分の中での変化が感じられたら、またぜひオーラ診断を受けにお越しいただけたらと思います。
きっとその時には、本来のあなた自身のオーラの色を、シッカリとお伝えできるかと思います。
現世で前世の影響を受ける理由
本来前世の影響は、オーラの第5層、6層に見えることが多いのですが、現実的な問題を具体的に抱えている人は、比較的今の状態を表す第1層に、前世の記憶が見えることがあります。
それは前世で生きていた経験が、現世でもかなり強く影響を与えている結果であり、それにより問題が顕在化していることを示しています。
本来ですと、現世で肉体的にも精神的にも健やかに、安心して成長できれば、それほど多くの前世の影響を受けることは在りません。
ですが様々なショックや感情的な出来事で、心の奥深くに仕舞われた前世の影響が呼び起こされるのです。このようなケースでは、オーラ診断で前世の記憶を知るだけでも、自然と気持ちが癒され軽くなります。
こちらの「【実体験】「当たるオーラ診断」と「癒されるオーラ診断」の大きな違い」には、そんなオーラ診断で心が癒される仕組みを、詳しく紹介しています。
前世の体験が現世で習慣となる実例

それでは少し切なくなる、お話をしましょう。これもオーラ診断をすることで解った、ある女性の習慣の原因についてです。
彼女が持っている、性格的傾向の原因が、前世の事故によるものだったことが解るお話です。
ある女性の希望的観測で待ってしまう性格
もう何年も前のことです。一人の女性が、オーラ診断を受けに来てくれました。
私が彼女のオーラを視ると、すぐにオーラの中に、遠くを見つめながら何かを待っている、彼女の姿が写りました。
その何かを待っている姿は、まさに現在の彼女の性格的な傾向を現していました。何か在ると、いつも待ちのスタンスになってしまい、あまり自分からは変えようとせず、希望的憶測で待ってしまうのです。
そんな何気ない彼女の日頃のパターンを意味していました。
彼女のオーラに見える前世の姿
私がそのままオーラを見ていると、やはり前世の姿が見えてきます。それは、前世で男性として生まれていたときの、飛行機に乗っている姿です。
複翼機と言いますか、あの2枚の翼が在る、昔の飛行機です。その濃いオレンジ色の飛行機に乗って、砂漠の上を飛んでいます。
どうやら郵便に近い仕事をしているようで、小さな書類のような荷物を、砂漠を超えた先の町に運んでいるようです。
私は、彼女が遠くを見つめながら、何かを待っているエネルギーを見ていたのに、なぜ飛行機に乗っている画像が見えるのか、不思議に思いながらしばらく眺めていました。
すると、その飛行機は突然のエンジントラブルで、砂漠に墜落してしまうのです。
前世で起きた思わぬ事故
何とか砂漠に不時着して、命も無事で助かったのですが、不時着の際に足を痛めて歩けません。飛行機は見るも無残な状態で、砂に頭が埋まっています。そこで彼はこう思うのです。
『この足では砂漠を越える事は出来ない。きっと町まではたどり着けないだろう。ならば壊れた飛行機の羽の日陰で助けを待とう。
自分が来ないことが解れば、きっと誰かがおかしいと思って、助けに来てくれるはずだ。その時こそ、この機体の色が砂漠の中で目立って見つかり易いだろう。』
そう考えて、唯一の日陰である壊れた機体に身を寄せて、空を眺めながらずっと待っているのです。
きっと来るであろう仲間の機体を待ちつづけて、仲間の飛行機がきっと助けに来てくれると信じながら。
助けが来ることを信じ続けた末に
そして。。。。
彼は自分がそのまま死んでしまっても、その機体の横で、自分の亡骸を見下ろしながら、エネルギー体、霊体となって、その場所で待ちつづけました。
仲間の機体が助けに来ることを、信じつづけて。。。
それからしばらく時間が流れて、彼の亡骸が朽ち果てるそのころに、たまたま通りかかった飛行機を目にします。
そして思うのです。『ああ。。。やっぱり来てくれたんだ。。。よかった。。。。』そしてその人生を終えます。
前世から現世へと引き継がれた思い
その飛行機は、たまたまそこを通りかかっただけでしたが、彼にとっては、そんなことはもうどうでも良かったんです。
自分が助からなかったことも、ただただ仲間が来てくれる、それだけを信じながら、長い時間をたった一人で待ちつづけたんです。
肉体が朽ち果てても。。。
その気持が、前世から現世へと引き継がれ、現在の彼女の性格的な傾向となって、残っていたのです。
記憶が繋がる瞬間に癒しが起きる
現世の彼女はそれを聞いて驚いていました。
なぜなら彼女は、よく空を眺めながら何を待つでもなく、何かを待っているような、そんな気持ちになっていたのです。
漠然と、なにかが良くなることを待ちつづけていたのです。きっと待っていれば、良いことがあるはずだって、いつも心のどこかで思っていたんです。
そして今回のオーラ診断を通じて、彼女の中でも何かが変わり始めました。きっともう、待ち続けるだけの人生は送らないことでしょう。
現世と前世の記憶が、そんな日常の習慣と繋がったとき、彼女の心に癒しが起きるのです。
前世療法で蘇る月夜の記憶

次は先日行った前世療法セッションで気付いた、前世と現世を繋ぐ存在についてです。
私たちの前世の記憶を呼び覚ます、現世のこの世界にもある普遍的なある存在についてです。
前世の記憶に良く登場する存在
私が東京から来られた、ある女性の前世療法を行っていたときです。そのセッションはもう後半に差し掛かり、前世の記憶へとさかのぼっている段階でした。
私が「あなたは今どこに居ますか?」と問いかけると、彼女が答えてくれます。

月夜の晩に、お寺のような大きな建物に居ます。30代ぐらいの男性です。大勢の仲間たちと、戦の勝利を祝っているようです。
でもしばらくして、そんな喧騒から抜け出し。一人で月を眺めながら、お酒を飲んでいます。この戦い続ける暮らしが、いつまで続くのだろうと思っているのです。
今の暮らしが、とてもはかない物のように、感じているのです。明日は自分もどうなるか解らないと。。。
別な前世の記憶にも再び現れる
そしてその前世の別な記憶へと進んでいくと、彼女は驚くように答えてくれました。

でも。。。これがこの人生の最後です。。。
そう、彼らは逃げ切ることが出来ず、その生涯を終えるのです。
心に残る印象的な月夜
そのセッションが終わり、感想を伺いながら話しをしていると、彼女が言いました。

私はそれを聞いて、私の場合には海に浮かぶ月だったことをお話しました。

そう言って彼女は、遠くを見つめているかのようでした。
前世と現世を繋ぐ月という存在

私も以前に、こちらの「前世療法の体験談~私が経験した失敗した人生~【実体験】」で紹介した、自分の前世療法体験で、同じように月を眺めている経験をしました。
でもこのセッションで言われるまで、そんな月に対する考えは、気にも留めていませんでした。
でもそのことに気付いた時、月がなぜ私たちを魅了し、私たちの心の内側を映し出すと言われるのか、理解できたのです。
いつの時代にも私たちを見守る月
あなたは月を眺めながら、どんな気持ちになりますか?私は何度かの前世療法セッションで、同じように前世で月を眺めていた人達を知っています。
多くの人が前世で月を眺めていた記憶を思い出し、何度もの人生の重要な場面で、月を眺めながら、思いに耽っているのです。
そして私たちは、現世でも月を眺めながら、様々な思いに浸っています。
私たちが、何度転生を繰り返しても、そしてこの地球上の、どの国に転生していても。月は同じように私たちを見守り続けています。
私たちはそんな月を眺めながら、いつの時代も自分の心に向き合うのです。
月が前世の記憶を思い出させる
そんなことを考えていると、月が私たちの心を映し出す象徴とされることも、とても納得できます。
誰もが月を眺めながら、心の深くに眠っていた前世での感情を、無意識に思い出すのです。
以前に、違う世界で、同じように月を眺めながら感じていたあのフィーリング、思い、追憶を。
そして私たちはそんな月を眺めながら、また現世でも同じように思いを馳せるのです。自分の心と向き合いながら。。。
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自分自身で解決しようともがいていた部分がありましたが、前世から来るものにも影響を受け、もう充分に繰り返してきたと教えていただき納得しました。
自分で思う自分が、そう違っていないことにも安心しました。
誰にも言わないことを言い当てられると、ドキッとする反面、分かってもらえた安らぎ感で、今日はやっぱり来て良かったと思いました。次回はもっと深い七層までが気になります。