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こんにちは。
心理とスピリチュアルの専門家 井上直哉(@my_earth_naoya)です。
最近は本当に、心理セラピーやカウンセリングが、身近になっていることを感じます。
まだ1990年代、20世紀の頃には、誰しも心療内科や精神科に抵抗が強かったと思います。それに、学校内にカウンセラーが入ることも、ほとんどありませんでした。
そんな過去から見くらべると、ネットで検索すれば、多くの心理セラピストや心理カウンセラーが、簡単に見つかる時代です。
でもあなたは、そんな星の数ほどのセラピールームをみて、何を基準にそれらの人を選びますか?
例えば、何か問題を抱えて、いざさ相談してみようと思ったときに、何を基準として誰のもとに伺うでしょうか?
サイトの雰囲気?心理系の資格所有者?本を出版している有名人?それとも知人や家族の紹介?口コミなどでしょうか?
今回の記事では、そんな心理的なセラピーやカウンセリングを受ける際に、何に注意すればいいのか、大切なポイントを、紹介したいと思います。
単純なことですが、心理療法やカウンセリングを受けるなら、とても重要なことです。
<目 次>
サイコセラピーや心理カウンセリングとは

まずは簡単に、今回取り上げるサイコセラピーや心理カウンセリングが、どのようもなものかを説明します。
ですがその前に、この記事に書く対照は、ネットなどで、個人で開業されている、心理療法系のサロンについてですから、それだけは心得ておいてください。
ちなみに、もちろん私も、その内の1人です。
心理カウンセリングとは
今回こちらでお話しするのは、臨床心理士や心理カウンセラーとして、個人でカウンセリングルームを開業されている方についてです。
このようなカウンセリングルームでは、ネットや電話などで予約をして、直接伺い、専門の心理カウンセラーのセッションを受けます。
カウンセリングとは、心理療法的に説明するなら、来談者中心療法といわれる傾聴を主体とした、心理セッションのことを指します。
基本的なスタンスは、共感しながら話を伺い、クライアントの自己理解を深めつつ、心の成長を促していくものです。
アドバイスや特別なワークなどはなく、相談者の話を聞くことで、気持ちの整理を促すのです。
サイコセラピーとは
ここで指すサイコセラピー(心理療法)とは、催眠療法や行動療法など、傾聴以外にその問題を解消するための具体的なワークを行い、心を癒していくセッションです。
以前に、こちら『【完全版】スピリチュアルヒーリングの癒しの効果と仕組みとは?』で紹介した、ヒーリングのセッションなどでも、心理的な癒しを目的に行なわれるものは、ここに含まれると思ってください。
心理的なアプローチや、エネルギー的なアプローチであれ、相談者の心の変容を促す為に、具体的な取り組みを、そのセッション内で行っていきます。
私のセッションのオーラ診断やサイコセラピー(催眠療法)、前世療法なども、具体的なワークを進めていくので、こちらに含まれます。
心療内科や精神科など医療機関のカウンセリング
そして心療内科や精神科でも、専門の臨床心理士の心理カウンセリングを、受けれることがあります。
これはその病院に、専門の心理カウンセラーが勤務されている場合であり、そこで心理カウンセリングを受けるためには、あらかじめ医師による面談も必要です。
心療内科や精神科のお医者様が、必要であると判断されたときに、院内に勤務されている臨床心理士のカウンセリングを受けることが出来ます。
なお今回の話では、こちらの医療機関で受けられるカウンセリングは含まれません。
あくまで、個人で開業されている、心理セラピストや心理カウンセラーのもとに、通われる際の注意点です。
心理セラピストやカウンセラーの選び方の注意点

そんな個人の心理カウンセリングや、サイコセラピーなどのサロンを選ぶ際の基準について、まずはお話ししておきましょう。
これはあくまで私個人の意見ですが、きっと同じように開業されている方なら、思うことでもあります。
場所が家から近いからには要注意
サイコセラピーや心理カウンセリングなどに限らず、「近いから」という基準で選んでいいただくと、失敗する可能性があります。
あなたがどのような心理療法を求めるにしても、その専門家が近所に住んでいることは、まず考えられません。
確かにセッションを受けることを考えると、伺うまでの距離的な問題は重要です。でも、もし距離を考えられるなら、1日で戻れる範囲内まで、選択肢を広げておいた方が良いでしょう。
特にスピリチュアルヒーリングやオーラ診断のような、エネルギーワークなら遠隔でのセッションも可能ですが、心理セラピーやカウンセリングは、対面でのセッションの方が、確実に望ましいといえます。
セッションの価格による選択の注意点
価格に対しては、体験セッションや、本格的なセッションを進める前の、事前カウンセリングなどであれば、比較的安くても大丈夫でしょう。
ですが、本来のサイコセラピーや心理カウンセリングを、安価な価格で開業している方は、専業のプロではなく、片手間でされている方が多いので、その点は注意が必要です。
これは個人で開業している、セラピストやカウンセラーサイドの意見にはなりますが、価格にはその人の専門家としての、経験や自信が反映されます。
それは自分のセッションの、価値や評価を、価格として表現しているのです。
厳しいようですが、安価なセラピーは、やはりセラピストやカウンセラー自身も、それだけのセラピーだと考えて、提示しているのです。
カウンセラーやセラピストを紹介された時の注意点
私の元には、人の紹介で来て下さる方も結構います。
ですがそんな時にも、必ず紹介されたセラピストやカウンセラーのことを調べて、どのような方か事前にチェックしておきましょう。
基本的に紹介であれば、信用しても大丈夫でしょうが、その方が、あなたに合うタイプのセラピストやカウンセラーかは、全く別問題です。
サイコセラピーや心理カウンセリングでは、相手との相性など、フィーリングがとても大切ですから、紹介していただいても、事前にそのセラピストがどんな方かは、調べてみましょう。
専門家としての資格や経験の見極め方
心理療法やカウンセリングの資格には、国家資格はありません。基本的に日本国内のすべての資格は、民間の協会による資格認定となります。
ですから、所有しているサイコセラピーや心理カウンセリングの資格は、専門的な知識を得ているという、判断材料として評価した方が良いでしょう。
その上で大切なのは、その人がサイトやブログを通じて、配信している内容です。
特に専門家だからといって、専門用語ばかりで情報を配信されている方は、実際にお会いした時に、その専門用語での説明を受けることになります。
サイトを見て、自分が理解しやすい方を優先した方が、セッションを受ける上でも、解らないことなどを聞きやすいでしょう。
セラピーやカウンセリングを受ける際の注意点

ここからは、実際にサイコセラピーや心理カウンセリングを受ける際の、注意点をお話ししていきます。
サイコセラピーや心理カウンセリングを受けている人の中には、どこに行っても自分は改善しないと、嘆いている人が居ます。何人ものセラピストや、カウンセラーの元を渡り歩く人たちです。
そうならないための、基本的な注意点だと思ってください。
他のセラピーやカウンセリングは同時に勧めない
まず一番大事なことです。あなたが、どなたかのサイコセラピーや、心理カウンセリングを受けることを決めたなら、他のセラピールームで、心理的な影響があるセッションを、受けるのは止めましょう。
幾つもの心理的なワークを、同時に勧めることは、弊害があれども利点はありません。
あなたも、もし登山で山頂を目指す時に、何人ものアドバイザーがいて、それぞれ違うことを言われれば、反って混乱することになるのは、容易に想像がつくと思います。
そして力がある専門家であればあるほど、そんな混乱しているクライアントを見れば、自ら身を引くことを選択するのです。それが一番本人のためになると、すぐに解るからです。
でもそれは、あなたにとって一番必要な人が、あなたの元を去るということですから、十分注意しましょう。
セラピーにおける信頼関係の大切さ
サイコセラピーや心理カウンセリングにおいて、信頼関係はとても重要です。
ですがその反面、単発のサイコセラピーや心理カウンセリングでは、この信頼関係を深めるための時間が、取れないことが在ります。
ですから時には、何度かのセッションを継続して受けることで、自身のメンタルな問題の改善を促すことを、考えた方が良いでしょう。
サイコセラピーや、心理カウンセリングにおける信頼関係は、セラピストやカウンセラーと二人三脚で、お互いに協力し合いながら構築するものです。
もし信頼関係が構築できないことが、相手の専門家としての力量不足だけだと思うなら、それでは最初に取り上げた人のように、いつまでたっても自分を癒せないかもしれません。
セラピストやカウンセラーがサイトで配信する理由
私も、2001年に開業した当初から実施ていますが、セラピストやカウンセラーが、ネット等で自身の考え方や、セラピーの情報を配信するのには理由があります。
それは自分に適したクライアントが、相談に来てくれるようにです。セラピストやカウンセラーが、いかに心理の専門家といえども、決して万能ではありません。
自分が役立てる人に相談に来ていただいて、フィーリングが合わない方には、事前に避けていただくために、それぞれが情報配信を行っています。
ですから、彼らが配信する内容を見て、納得できる人や、会ってみたいと思われる方に、声を掛けましょう。
あなたが事前に情報収集して、安心して声を掛けれそうな方なら、信頼関係を築くことも容易になるのです。
心理的なセラピーで問題が起きた実例

ここでは、少し昔のことを振り返りながら、私の中でも、とても印象に残っているセッションを紹介しましょう。
もうかなり前、2002年頃のことです。あえて言うと、本来、私のもとには来ないクライアントが、お越しになった実例です。
心理セラピーはいつから始まるのか?
私は2001年から個人セッションとして、サイコセラピーを行っていますが、あなたは心理的なセラピーはいつから、スタートすると思いますか?
心理カウンセリングや、ヒーリング、 サイコセラピーとされるセッションです。
一般的にヒーリングや催眠療法では、セッションの時間内に、施術とされるワークを受ける時間があります。ですから多くの方は、そのワークを受けている時が、セラピーを受けている時と思っています。
でもそれは実は違います。心理療法のセッションは、ある瞬間から始まるのです。
スピリチュアル系雑誌の取材の申し込み
2002年、私はその頃、郡山市にセラピールームを構え、クライアントと向き合う日々を送っていました。それは私にとって、とても充実した癒し癒される日々でした。
そんな折に、私のもとにこんな電話があったのです。創刊したばかりの、スピリチュアル系の雑誌の取材を受けて欲しいと。
詳しく話を伺うと、広告の勧誘などではなく、創刊したてなので、全国のサロンを無償で紹介しているとのことでした。ですからその代わりに、取材スタッフに、無償でセラピーを受けさせて欲しいとの申し出です。
私はその頃、まだ開業して2年程度で、取材を受けたこともなく、そんなこともあるのかと思いながら、何も考えずに気楽に申し出を受けたのです。
ぶっきらぼうなインタビュアーの女性
それから2週間ほどして、その取材スタッフは女性2人でお越しになりました。一人はカメラマン、そしてもう一人がセラピーを受けるインタビュアーです。
私はいつも通り、クライアントを迎え入れる様に招き入れたものの、少し違和感を感じていました。
それはインタビュアーの女性が、多少不機嫌だったことです。
そして取材が始まり、インタビュアーの女性が色々と質問してきます。ですがそれがなぜか、とてもぶっきらぼうで投げやりな質問。彼女はあからさまに、早く取材を終わらせて帰りたいという態度です。
取材で話をするうちに、私は彼女の言動に含まれる、彼女自身の問題を察しました。ですが冷静に聞かれたことに答え、ヒーリングのセッションを行ったのです。
明らかになる彼女の心理的な問題
そしてセッションの終盤、フラワーレメディを処方する時、私は3種類のレメディを選んで、その3種類をブレンドしながら、どんな癒しを与えてくれるか説明しました。
するとそのインタビュアーの女性が、驚いた顔でこういうのです。

私はカラカラ?っと思って、そういえばと気が付きました。

そう言いながら何気なく、胸元からフリスクを出して見せたのです。
すると彼女のプライドを傷つけてしまったのか、さらに口調が激しくなります。

なぜそのレメディが、私に合うと解るのです!!それを聞かないと、記事が書けないじゃないですか!
あああ、もう、これだから男性のセラピストの取材なんてしたくないんです!先日行った男性のセラピストも、結局、私が記事を無理くり作り上げたんですよ!
出会うはずのないクライアントとの出会いの理由

そう、実は彼女は、男性に対してとても強い嫌悪感を持っていたのです。
ですから、その出版社に入社する前にも、国内外の女性セラピストのもとを、数多く渡り歩いていました。
その経験が買われ、インタビュアーとして仕事を得て、全国を回っていたのですが、残念ながら仕事なら、嫌な男性のセラピストのもとにも、行かなくてはなりません。
それに女性セラピストのもとを、多数渡り歩いていたと聞いた時点で、信頼関係を築くことがいかに難しいかも、私は察していました。
レメディを選んだ理由言わない訳
ですがどうしても、私はそのレメディを選んだ理由を、言いたくなかったのです。言ってしまえば、彼女が深く傷つくことが解っていたからです。
残念ながら、彼女にはまだ自分の問題に、直面できる準備が整っていませんでした。ですから言いました。

無理してウソの記事を書くのなら、今回の取材の件は無しにしていただいて、掲載しなくていいですよ。

彼女の態度はさらに激しくなり、また問い詰めるのです。
なぜ、そのレメディが選ばれたのか。。。
サイコセラピーや心理カウンセリングは出会とともに始まる
今思えば、私もまだ未熟だったと思います。
もし彼女がクライアントとして、私のセラピーを受けていたなら、私は決して言わなかったでしょう。それに取材だけなら、レメディも出さなかったしょう。
ですが、取材という形でサイコセラピーを受けに来て、一向に帰ろうとせずに苛立つ彼女を前に、言ってしまったのです。なぜそのレメディが選ばれたのかを。
それは彼女がこのセラピールームを訪れた時から、すでにセラピーが始まっていたと、告げることになりました。
彼女の言動や態度の一つ一つが、彼女自身の内なる問題を示していることを、お話ししたのです。
彼女との別れとセラピーの結末
その説明を黙って聞き、彼女は黙ってセラピールームを去っていきました。私が差し出したレメディを、その手に強く握りしめて。
その頃の私には、もうある程度のビジョンが自然と見えていました。
それはオーラ診断でいうところの、映像が見えていたのです。
ですから彼女が、帰りの新幹線の改札の先で、そのレメディの小瓶をゴミ箱に捨てることも、すでに見えていました。
それが解った上で、レメディを手渡して帰したのです。
誰のサイコセラピーや心理カウンセリングを受ければ良いのか

今でも時折、その時のことを思い出すと、あのセッションにはどんな意味があったのだろうと思います。
それは私と彼女にとってです。
自分の気持ちと向き合うことの難しさ
彼女は本来なら、決して私のもとに来ることがないクライアントです。
彼女自身が強い男性への嫌悪感を持ち、だからこそ女性のセラピストに限定して、幾度ものセラピーを受けていたのです。
それでもなかなか、セラピストとの信頼関係が築けず、自分を癒せなかったから、多くの人のもとを渡り歩いたのでしょう。
自分が癒される必要があると解りながら、幾度となく、受け入れがたい自分の衝動的な思いに振り回されて、そんな苦しさを経験してきたと思います。
セラピストやカウンセラーは万能ではない
私たちセラピストは、決して万能ではありません。ですから、自分に適した人しか癒せませんし、私はそれで良いと思っています。
一人の万能なセラピストが全ての人を癒すのではなく、多くの個性あるセラピストやカウンセラーが、それぞれ自分に適した人たちを癒していく。
ですからあなたも、自分が会いたいと思える人のもとに行くべきです。
そう思える人と共に、信頼関係を築き、二人三脚で本来の自分を取り戻していけばいいのです。
自分で自分を癒していく意思が必要
そのために必要なこと、それはサイコセラピーや心理カウンセリングを通じて、自分自身で癒しに取りくむ姿勢です。
自分で自分を癒していこうと決断した時、あなたが出会うにふさわしい人が、目の前に現れます。
あとは一歩踏み出して、取り組んでいくだけです。
決してセラピストやカウンセラーが、あなたを癒すのではありません。
彼らの助力を得ながら、あなた自身で自分を癒していくのです。そのことだけは、忘れないでください。
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インナーチャイルドとは?セルフセラピーで心に宿る子供の自分を癒す方法
私は何も自分のことを話していないのに、なぜそれが役立つと解るのですか?そうか、ヒーリングで解ったんですね!
そう言えばヒーリング中に、カラカラと音がしてましたが、何かヒーリングアイテムを使って、施術しているんですね!何を使っていたのですか?